無知の知ノート

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禁断の愛を貫いたふたり あなたならどう受けとめますか?

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時々 思い出してしまう 

「死んでるように生きていたくない」

彼女の言葉の意味を 私は未だに理解できないでいる  

 

スポーツクラブでアルバイトをしていた頃 

数ある失敗の中のひとつが とても失礼なことを言って人を傷つけてしまったこと 

私の勘違いなひと言で 当惑されたカップルの表情が 今も忘れられない  

 

いつも一緒にクラブに訪れる 仲のいいお父さんと娘さん(と思ってしまった)  

優しそうな少しふっくらとした丸顔の男性は 

頭頂部まで広がった額がツヤツヤとしていた  

20代前半に見える女性は 笑顔がとても可愛いかった 

   

「いいですね~ 親子でクラブ通いって♪」 

 

何気なく言ってしまった私のひと言に返事はなく 

凍り付いたようなふたりの表情と しばらくの沈黙 

 

「主人です」 と微かな彼女の声 

 

やってしまった、、、 あとから知ったけど 男性はアラサーだった   

 

この事件以来 人を見かけで判断してはいけないと肝に銘じた 

 

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もう二度と同じ失敗をしないよう 

気になるけど気にしないようにしていた1組のカップルがいた 

 

女性の方が 男性よりもひと回り以上も年上に見えて60代半ば     

互いを気遣う様子から 仲の良いご夫婦らしかった 

 

違和感があったのは 年の差だけじゃない  

地元利用者が多いクラブで メンバー同士挨拶を交わしたりする光景も多い中 

 

そのカップルに挨拶する人は無く むしろ避けているような雰囲気さえあった 

 

ある日 

いつもよくお喋りをしていたメンバーさんが 

「知ってる?」と 

 「あの人 自分の娘の旦那さんを奪って 娘さんは自殺したんだよ」  

 

娘さんは20代だったという 

あまりの衝撃的なことに言葉が出なかった 

 

事実だとしたら なんという禁断の愛 

道徳的に許されることではないし その愛を貫くことは不可能と思える 

 

それでも別れる選択をせずに 人生を共にしているふたりは 

おそらく生涯続くであろう精神的葛藤を 

どうやって乗り越えているのだろう 

 

99%の人が背徳だと言うに違いないふたり 

 

インストラクターという立場上 

笑顔で接した日々は 私はヨカッタと思えた 

 

もし友人関係だったら 認めてあげたい反面 

どう付き合うことができただろうか 

 

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1年以上務めたそのクラブのバイトを あと2週間でやめるという頃 

メンバーさん有志が お別れ会を催してくださった 

  

その席には居なかった彼女から 後日 お茶に誘われた 

彼女が指定したのはクラブから少し離れた 小さな喫茶店 

 

私の勘違いかもしれないけど 

彼女の方から何か話したそうな雰囲気が何度かあって 

実のところ 私も 彼女とゆっくり話をしてみたいと思っていた 

 

だけど私は思ったことを すぐに口にしてしまうところがある 

 

聞いてはいけないことを聞いてしまったりしないか 

責める立場にない私が 責めるようなことを質問してしまわないか  

待ち合わせの喫茶店に行くまで 自分に不安だった  

 

ふたりの過去を知ったことは  

それまで顔に出さないよう接したつもりだったけど  

ドキドキしながら対面に座った 

 

「インストラクターのお仕事 これからも頑張ってね」とか  

30分ほど フツウにお茶した 

 

前後の会話は思い出せないのだけど ひと言だけ 

彼女の表情が変わった時の言葉を 覚えている 

  

「死んでるように生きていたくない」

 

この言葉を どうとらえるだろう 

 

娘を自殺に追いやっってしまった母親の それでも生きるという後悔し切れない懺悔なのか  

 

愛する男性と出会った人生を全うしたいという 強い意志なのか 

 

正しいとか正しくないとかの次元ではない そんな愛もあるのだろうか 

 

 

私には 今もわからない  

 

何年経っても 時々思い出して  

どうとらえればいいのか 結論のない堂々巡りに襲われる 

 

 

ご訪問ありがとうございました

感謝☆ 

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